以前「トランプ相場の円安はいつどこまで?アナリスト予想」という記事で、トランプ相場がいつまで続くのかというアナリストの予想をご紹介しました。
年が明けた今も、2017年のドル円は円安基調になるという見方が多く、ドル円は125円~130円、さらには140円の超円安になるという予想まであります。
そんな円安予想が多い中、円高になる可能性があるという記事を見つけたので、2017年のドル円の予想記事と合わせてご紹介しておきます(^^)
2017年のドル円予想
年末に「トランプ相場の円安はいつどこまで?アナリスト予想」で紹介したトランプ相場の予想の記事から、
また新たに2017年のドル円相場の予想が出てきているので、まとめておきます。
今回もやはり円安の予想が圧倒的に多かったです。
専門家の予想を集約すると、2017年末125円がメインシナリオだそう。
2017年ドル円相場の予想記事
- 2017年ドル円予想 BNPパリバ「1ドル=128円」 ドル高はどこまで?
「Yahoo!JAPANニュース 2016年12月29日より」
こちらの記事では、各金融機関のドル円予想が記載されています。
外資系金融機関の2017年末のドル円予想
外資系金融機関はトランプラリーの継続でドル高が続く予想が大勢。
各外資系金融機関の2017年末のドル円予想は、- BNPパリバ 128円
- モルガン・スタンレー 125円
- HSBC 121円
- シティ・バンク 100円~115円
円安予想が大勢を占める中、シティ・バンクは2017年のレンジを100~115円と円高の予想をしています。
ドル円は中長期的に円高に向かうと見方で、今後3カ月間の目標値は111円、6カ月から1年後までは115円と予想。今後は、日銀の長短金利操作と量的緩和の維持が難しくなり、米金利のスティープ化も12月の利上げでほぼ終了したとみて、
ドル円の上昇を支えてきた要因が消えるためとの理由です。日系金融機関の2017年末のドル円予想
日系金融機関の2017年末ドル円予想は、
- 三井住友銀行 120~125円
- 大和証券 100円
大和証券もシティ・バンクと同じく円高の予想。
米経済のさらなる改善は、金利上昇とドル高で困難となり、景気減速によって金利の上昇が止まり、
株価も軟調に転じることでリスクオフの円高を予想しています。 -
2017年は再度大幅な円高になる危険性がある トランプ相場はいったん終了の可能性も
「東洋経済ONLINE 2016年12月31日より」
エモリキャピタルマネジメント代表取締役の江守氏は、今のトランプラリーは過剰であり、現在の水準は複数の指標面から見て超割高であると述べています。
江守氏によると、日米実質金利差から見たドル円の理論値は103円程度。
日米実質金利差から見た、ドル円の推計値と実勢値の差は、過去最大で15円程度であり、この水準まで拡大した場合には大幅な円高の修正が起きているそう。
理論値の103円から15円ドル高の水準は、118円。
過去の例から、ドル円は118円でピークをつけ、今後は相応の調整を持って割高感が修正されるとの予想。
2017年には、ドル円が100円を試す場面があってもおかしくないとのこと。しかし、江守氏は2018年以降は強気相場であるとの考えで、2017年の円高局面は押し目としてよい買い場になると考えています。
以上、ドル円相場の予想をまとめました(^^)
私のいい加減な予想より参考になると思います!笑
2017年1月7日現在、年始に118円をつけたドル円は、115円台まで調整してますね。
次期トランプ大統領の大統領就任式の1月20日にかけて、色々波乱がありそうな気がします(^^;)